5・6年児童と保護者の方が参加して、特定非営利活動法人ASTA(アスタ)の方から、性的少数者(LGBTs)についての話を聞きました。ASTAは、LGBTs(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー等)についての知識不足が招くいじめや当事者自身の自己否定などの問題を解決するために出張授業等を行っている団体です。昨年度は教職員を対象にした研修会を行いました。今回、実際の当事者の方から経験談を聞きました。性のあり方について、からだの性・こころの性・好きになる性・表現の性があること、その一つ一つについても多様性があること、自分の経験でうれしかったことや困ったことなどを話していただきました。カミングアウトした時に、とても心配だったけど、「あなたはあなただから」「手伝えることはない?」と言ってもらえたことがうれしかったという話もありました。LGBTsについて理解してくれる人のことをALLY(アライ=見方)と呼ぶそうです。
本校では「みんな違ってみんないい」を今年度の重点目標の一つをとして、お互いの違いを認め合い、許し合う寛容の心を育てたいと考えています。本日の話から、子どもたちが、みんなが自分らしく生きられ、「好きなものを好き」と言える社会にしていくことの大切さを感じてくれることを願っています。
参加したくださった保護者の皆様、ありがとうございました。