今日は七月七日、七夕です。伝説では、彦星と織姫星が1年に1度会える日です。しかし、実際は星と星は遠く離れているので出会うことはありません。星と星が実際に時を隔てて出会うということで思いつくのは彗星です。何十年、何百年の周期で太陽に接近し、地球からその姿を見ることができます。有名なハレー彗星は約75年の周期で接近し、紀元前から観測記録が残っています。最近では1986年に接近し、次は2061年です。彗星と言えば、最近テレビで放送された映画「君の名は。」も彗星の物語でした。彗星の破片が地球に落下し、町が壊滅して多くの人が亡くなる。それを防ごうとする物語です。過去は変えられないので、SFでいう並行世界、災害で多くの人が死ななかった世界に分岐するということでしょうか。映画の公開当時、東日本大震災との関連で賛否両論あったように思います。七夕の話に戻すと、彦星と織姫星が仕事を怠けなかった世界というものがあるかもしれません。でも、そうすると、この伝説自体がなくなり、誰も彦星、織姫星に注目しないということになります。この伝説のおかげで七月七日に夜空を見上げる人が増えるので、この伝説がある世界がよいと思います。残念ながら今の暦では七月七日は梅雨で毎年星が見えないことが多いのですが・・・せめて、宇宙のことを考えて過ごしてはいかがでしょうか。7月11日には、はやぶさ2の二度目の小惑星りゅうぐう着陸が予定されています。楽しみですね。
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