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うちの子はひといちばい敏感な子

HSP(ひといちばい敏感な人)のお母さんがHSC(ひといちばい敏感な子)の子育てでうれしかったことや苦労したことを4コマ漫画にした本を読みました。題名の通り、「あるある」のエピソードがたくさん掲載されています。友達の都合が悪くなったのも、お母さんの機嫌が悪いのも悪いことが起こるのは全部自分のせいだと思ってしまう子とか、ささいな一言でスイッチが入って機嫌が悪くなる子とか、どんなに仲がよい友達でも一つ嫌なことがあるととたんにだめになってしまう子とか・・・最後に作者は2つのことを意識することで生きやすくなったと書いています。一つはグレーの見方をすることです。「白か黒か」「善か悪か」ではなく、100パーセント善、100パーセント悪というものはなく、この世のものはすべてグレーでできていると考えることです。グレーの見方ができるようになると、いちいち腹を立てる必要もなくなるそうです。もう一つは、物事のよい面を見るようにすることです。どんなに悪いことも必ずよい面があります。「でも、よかったね」と最後に付け加えるようにすると、回復までの時間が短くなるそうです。敏感さを短所と見ないで、その子だけがもつ宝物ととらえ、個性として受け入れると親も子も楽になれる。そうかもしれませんね。

「HSC子育てあるある うちの子はひといちばい敏感な子」明橋大二監修 太田知子著(1万年堂出版)

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