みなさん、ゴールデンウィークが始まりましたが、どのように過ごしていますか?
おうちの中で過ごしていることと思います。
今日も、暑い日になるようなので、冷蔵庫を使わないシャーベットの作り方を紹介します。
作り方によっては、シャーベットがだんだんとできていく様子も観察できますよ!
<しくみ>
氷に塩を入れることによって、0℃の氷を-20℃まで、温度を下げることができます。
氷が溶けて水になるとき、まわりの熱を奪います。塩は氷が溶けるのを速める性質があるので、氷に塩をかけると、どんどん溶けていきます。そのとき、まわりの熱をたくさん奪うので温度は0℃よりも低くなります。
さらに、塩は水に溶けるときに温度を低くするという性質があります。氷が溶けて水になると、塩がこの水に溶け出すので、温度はもっと下がっていきます。
こういうわけで、氷と塩を組み合わせると、簡単に温度を低くすることができます。これを凝固点降下といいます。
砂糖でも温度は下がります。砂糖の場合は、温度の下がり方が塩ほど大きくないです。
そして、今回使う氷に塩を混ぜたものを寒剤と言います。寒剤には、塩化カルシウムも使われます。冬の道路に使われる凍結防止剤は、塩化カルシウムです。-55℃の低温になります。
※ 寒剤は、4年生理科「水のすがたと温度」で学習します。
<材料>
氷 400g(大体でいいです)
塩 100g(たくさんないと温度は下がりません)
ジュース (100%ジュースでも、カルピスと牛乳を1:1に混ぜたものでも、飲むヨーグルトでも、好きなもので)
<作り方1>・・・シャーベットのでき方を観察したい人
金属製のボウルで作ります。
① 大きめのタッパー(容器)に氷と塩を入れ、よくかき混ぜます。
②金属製のボウルにジュースを少し入れます。
※このとき、できるだけ深く入れて、ボウルの下の部分がしっかりと氷の中に入っている状態を作って下さい。
③スプーンで、ジュースをかき混ぜます。別のスプーンで、氷と塩も時々かき混ぜて下さい。
④かき混ぜ続けると、金属のボウルの近くからだんだんとジュースが凍ってくるのがわかります。
※ ジュースがまわりから凍る様子をしっかりと観察してね。
⑤真ん中まで凍ったらできあがり。
<作り方2>・・・たくさん作りたい人
ジュースをチャックつきポリ袋(小)(ジップロック)か、2重にしたビニル袋(口を輪ゴムで縛るでも可)に入れて作ります。
①チャックつきポリ袋(小)に、好きなジュースを入れ、できるだけ空気を抜いてチャックをします。
②ビニル袋または、チャックつきポリ袋(大)に氷と塩を、半分入れてよく混ぜます。
③②の中に、①の袋に入ったジュースを埋め込みます。
④さらに、上から残りの氷と塩を入れて、しっかりと蓋をします。(ビニル袋の人はゴムで)縛ってね。
⑤しっかりと袋を振ります。
⑥3分くらいシェイクしたらできあがり。
冷凍庫で作るよりもずっと短い時間で作れます。連休中に作ってみてはどうですか?
氷に入れるものを砂糖にしたり、入れる分量を変えれば、自由研究にもなるね!