子どもが「自立」できるようすることが、教育の目的のひとつです。
「自立」というと、普通「自分一人で生きられるようにする」という意味でとらえます。
先日行われた初任者研修の中で、そうではないというお話があったそうです。
「自立」とは「自分が人のために何かできるようになることであり、人が自分のために何かしてくれるようになる」ことである。
なるほどなあと思いました。
人は社会の中で生活していくのであり、自分一人で生きていくわけではありません。他の人との関係が大切になるわけです。
ちょうど昨日、5・6年生の委員会活動が始まりました。また、ほかの学年でも、学級の係や当番活動が決まり、始まっています。これらの活動はまさしく自分が人のためにする活動であり、人が自分のためにしてくれる活動です。
家庭でも自分の役割があったり、お手伝いをしたりする場面があると思います。
子どもたちが、学級や学校全体、家庭で、自分はみんなの役に立っている、みんなが自分のためにいろいろなことをしてくれているということを実感できるとよいです。