PTA第1回家庭教育学級の開講式が行われ、「コミュニケーションについて」という講話をしました。
コミュニケーションには、大人と子ども(親と子、教員と児童)のコミュケーションもあれば、子ども同士のコミュニケーション、大人同士のコミュニケーションもあります。
学校の教育目標でいうと、コミュニケーションは知・徳・体すべてにかかわるもので、本校では「コミュニケーション能力の育成」を今年度の重点目標の一つとしています。
今回は自分がこうしてほしいと思うことを相手にしてもらうための2つの方法について話しました。
一つは「わたしメッセージ」。相手に言いたいことを直接言うと、相手は自分が否定されたと感じ、腹立たしい気持ちになります。
まずは、自分の気持ち、自分が心配しているとか、困っているといった気持ちを伝えます。
それは自分のことではないので相手は冷静に受け止めることができます。
相手を否定せず、相手が自分で考え、自分で行動を変えようと思うようにさせるのです。
もう一つは「アサーション」です。「さわやかな自己主張」という意味です。
相手に対して攻撃的に主張するのではなく、反対にがまんして主張しないのでもない、第三の方法です。
この方法は「みかんていいな」の合い言葉で覚えられます。
み 見たままを伝え、相手を受け入れる
かん 感じたことを伝え、自分の気持ちを伝える
てい 提案して、自分がこうしてほしいことを伝える
いな 否定されたら第二案を伝える
この方法も、まず相手を受け入れ、否定しないことがポイントです。
多くの人に参加していただけ、笑顔で聞いてくださったのでうれしかったです。
ありがとうございました。