18日(火)、スカイワードあさひで、午前中に保護者対象の「子育て講演会」、午後から教職員対象の「不登校対策研修会」が開催されました。
講師はどちらも、メディカルビーコネクト株式会社代表取締役の瀬尾 大(まさる)先生です。
瀬尾先生は不登校問題に取り組まれ、「不登校 その知られざる現実と正体」という著書があります。不登校の原因と対応について、これまでの経験のエッセンスをお聞きすることができました。
「子育て講演会」では、「今の子ども達には、自己肯定感、自己有用感、ソーシャルボンド(社会的絆)が必要である。そして、親子関係とは、最も難しい人間関係であると理解し、子どもの不適切行動は子どもの自身の未成熟性にあり、その要因の多くは親子関係にあると認識する。子どもは親が変われば変わる。親が子どもを変えようとする限り変わらない」と話されました。
「不登校対策研修会」では、「不登校は症状であり、社会的不適応状態に陥った深層原因を考える必要がある。不登校の対応では、その原因より目的を考えるとよい。不登校を解決するには、変化によって生じるストレスやフラストレーションに対応する力を伸ばし、対応方法を教えていく」と話されました。
どちらの会でも、講演後の質疑応答で、たくさんの質問があり、一つ一つ具体的に答えていただきました。
子どもの自立を支援していく上で、保護者・教職員の学びの場となりました。