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犯罪被害者支援について

5月25日(金)、守山警察署協議会があり、犯罪被害者自助グループ「緒あしす」代表の青木聰子さんの講演を聴きました。その中で、犯罪被害者について少しでも多くの人に知ってほしいということがありましたので、少し紹介させていただきます。

日本では、加害者の人権については戦後すぐから法律の整備がされてきましたが、被害者の人権についての法整備は遅れていました。実際、本来、被害者こそ、事件後も支援されなければならないのに、それが置き去りにされてきたのが現実です。

たとえば、テレビドラマなどで殺人事件の現場検証の場面を見たことがあるかと思います。現場検証の間、時には何か月も、被害者の家族もそこに立ち入ることはできません。その間、どこで生活するのでしょう。そして、現場検証の後、現場の片付けはだれがやるのでしょう。報道などで、被害者の落ち度が責められたり、報道関係者が周囲にかける迷惑の責めを被害者が受けたりすることもあります。

裁判でも、加害者の人権は守られるのに、被害者の気持ちが十分反映されないことがあります。

犯罪被害者支援グループの活動もあり、平成16年、「犯罪被害者等基本法」ができました。現在は、犯罪被害者を支援するさまざまな活動が行われています。犯罪被害者の相談窓口もあり、被害者サポートセンターあいちも、その一つです。また、警察でも、被害者を支援する活動が行われています。

被害に遭わないことが何よりですが、もし被害者になった時は、ひとりで悩まず、相談するとよいと思います。その権利が私たちにはあるのです。

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