尾張旭市教育フォーラムでの田尻吾郎先生の講演は大変参考になるものでした。
それは、内容だけでなく、話し方についてもです。
田尻先生は笑顔で、それも変化のある笑顔で、私たちに語りかけられました。
講演前に田尻先生が出演されたNHKの番組「プロフェッショナルの現場」が少し上映されたのですが、その中で、田尻先生は鏡の前で笑顔の練習をしたという話をされていました。
笑顔は相手の心を開かせます。表情が人に伝えるものは大きいと思います。
また、講演の中で、何度も聴く人に考える時間をとられました。自分の言いたいことを一方的に話すのではなく、相手の様子をよく見て話し、時には考える時間をとるのです。その方が相手によく伝わるし、心にも残ると思います。
さらに考える場面で、「隣の人と話し合ってみてください」と指示されました。人と話し合うことで、自分一人では思いつかない考えが浮かびます。
これらはすべて田尻先生が授業でやってみえることだと思います。
授業で大切なことは、先生が一方的に教えることではなく、生徒が考え、理解することです。
先生と生徒だけでなく、親子でも、大人同士でも、同じだと思います。
コミュニケーションで大切なことを実際に見せていただいた気がします。
これからの授業で、また大人同士の会話でも、生かしていきたいです。