冬休みにDVDで「舟を編む」という映画を見ました。三浦しをんの小説を原作とした辞書作りのお話です。
「用例採集」(言葉集め)をして、カードに書き出し、その中から見出し語を選び、言葉の説明を書く。さらにレイアウト・校正を経て、印刷製本。これらの作業に10年以上かけます。
言葉は人の思いや考えを伝えるものです。どんな言葉を使えば、自分の思いや考えを理解してもらえるように伝えられるのか。たくさんの言葉の海から探し出すのは難しいです。題名は「辞書は言葉の海を渡る舟であり、その舟を編むのが編集者である」ところからつけられています。
映画を見た後、国語辞典を読んでみました。こんな言葉があるのか、この言葉をこう説明しているのかと、いろいろ発見があって楽しかったです。
辞書を調べるために使うのではなく、読んでみるのも楽しいと思います。
使ってみたくなる言葉に出会えるかもしれません。
映画の公式サイトに「恋の語釈キャンペーン」の入賞作品が掲載されていますが、これがまた素敵です。