部活動

吹奏楽 歌劇「トゥーランドット」より

県大会への出場を決めた吹奏楽部の演奏は素晴らしいものでした。

特に自由曲-歌劇「トゥーランドット」より-は難しい曲を見事に演奏していました。

この曲は激しいメロディーと穏やかなメロディーが何度も繰り返される曲です。激しいところは力強く、穏やかなところは美しく演奏し、聴く者の心を魅了しました。

この曲の起伏は吹奏楽部員のこれまでの練習過程になぞらえることができるかもしれません。

自分の演奏の上達に手応えを感じ、好きな吹奏楽を仲間と楽しく演奏する喜びを味わう、そんな時だけではなかったと思います。思うように演奏できない苦しさ、努力しても結果に結びつかないあせり、仲間との不協和音、そんな時もあったのではないでしょうか。

しかし、それらを部員全員が乗り越えて、コンクールでの素晴らしい演奏を完成させました。

曲のフィナーレの最大の盛り上がりからは部員全員の達成感が伝わってきました。この演奏は吹奏楽部員全員の宝物の一つになったと思います。

これからの人生でも苦しいことや悲しいことはあるでしょう。しかし、この演奏の記憶がある限り、彼女たちはその苦難を乗り切っていけるでしょう。

機会があれば、ぜひ西中生全員にこの曲を聴いてもらいたいです。

中総体愛日大会が終わり、さらに県大会に進むチーム、健闘したものの敗退したチームがありますが、参加した生徒全員がかけがえのない経験をしたと思います。試合の一瞬、一瞬が心の戦いであり、生徒は試合の中で苦しさを繰り返し乗り越えていました。

部活動だけでなく、学習でも、人間関係でも、中学生は日々戦っています。

この曲は、日々苦しさと戦い、それを乗り越えようとする中学生に勇気を与えてくれる曲だと思います。

 

 

 

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