鳥瞰図といわれる地図があります。空を飛ぶ鳥の目から見たように、上空から見下ろした風景を表した図です。
反対に虫のように見るという言葉があります。地を這う虫のように身近な細かい所を観察していくといったことらしいです。
何事にも鳥目と虫目、二つの視点から見ることが大切かもしれません。
3年生は今、受験勉強のまっただ中で、どこから手をつけてよいかわからず、困っている人もいるかもしれません。
たとえば、まず、鳥目で勉強する内容全体を見てみてはどうでしょう。それには、各教科の1年生から3年生までの教科書の目次を見るとよいです。そうすれば、3年間で勉強してきた内容が大まかに分かるかと思います。そして、どんな内容だったかを思い出してみるのです。すると、だいたい思い出せるところあれば、忘れてしまっているところもあるでしょう。忘れてしまったところは、そのページを開いて読み直せばよいのです。そうして3年間学んだことのだいたいが思い浮かべられるようにしましょう。
次に虫目です。細かい所も一つ一つ確実に地道に理解するようにしていきます。自分が苦手だと思う単元から一つ一つ勉強していきましょう。教科書や問題集、「マイペース」等の問題を実際に解いてみましょう。できればよし、できなければ答えや解説を読み、確実にできるようにします。この問題が入試に出たらうれしいなと思って勉強するとよいでしょう。
これは1年生・2年生も同じです。これまでの復習を鳥目と虫目でやってみてください。
年末年始はあわただしく、あっという間に時間が過ぎてしまいますが、毎日できるだけ勉強することで力が伸びます。
がんばってください。