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メッセージ一語一得<いちごいちえ>スペシャル

メッセージ一語一得<いちごいちえ>スペシャル

 2学期終業式の朝のこと。前日教室のワックスがけを行ったため、机・イスは廊下に出ていて、通常8時30分から始まるSTは、搬入作業の後、8:40からの予定であった。7時20分。「ゴトン」・・・音のしたほうへ向かうと、机・イスを一人で入れている3年生がいた。すでに3分の1ほど終わっている。「手伝いましょうか」その子は笑顔でこう返した。「だいじょうぶです」そのあとに、「自分のクラスですから」と言っているかのようだった。何分かして3年生の他のクラスの子が登校して同じように始める。自分たちのクラスが終わって廊下を見渡すと、まだ済んでいないクラスの机・イス。よそのクラスには入らないというルールがある。先生「入ってもいいですか」「もちろんですとも」いくつかのクラスが混じって、作業を行う。最後のクラスが終わったとき、誰からともなく拍手が起こった。今度は南館へ足を運ばせると、3年生より遅れはとるものの、1年生、2年生とも同じ光景に出くわした。STは何もなかったように通常の8時30分から始まった。終業式前に見たこの光景は、これから訪れる2017年の西中のすてきのプロローグに映った。

(2016.12.26記)

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