本日は、表彰の後に、3.11東日本大震災の話をしました。テレビや新聞などでも報道されていますが、子ども達も3.11東日本大震災について、考えてほしいと思います。半旗を掲げ、黙祷をし、亡くなられた方々のご冥福と東日本の復興を祈りました。
<校長講話の概略>
今日は2つお話をします。
1つめ。東日本大震災の話です。朝礼台の後ろを向いてください。国旗が半分のところまでしか揚がっていません。これを半旗と言います。ちょうど2年前の3月11日の2時46分に東日本大震災が発生し、多くの方がなくなりました。半旗というのは、この悲しみの気持ちを表しています。テレビや新聞の震災特集や被災地の様子をみていると、がれきは排除されているものの、まだまだ復興の目処も立たず、被災された人々の心の傷は未だに癒されることがないように思います。
ところで、この前新聞を読んでいましたら、宮城県の女川(おんながわ)第一・第二中学校で震災や復興への思いを俳句にする活動をしていると言う記事がありました。少し俳句を読みます。
「悲しみを 希望にかえて 一歩ずつ」
「未来への 希望の光 支援の輪」
この記事の最後に、津波の恐ろしさと多くの人の助けへの感謝を伝えたいと書いてありました。
1月31日現在において、避難している人々が31万5,196人、未だ行方不明の方が2668人もいるそうです。亡くなられた方々のご冥福と、行方不明の方が早く見つかること、そして、東北地方が復興することをお祈りしたいと思います。(黙祷20秒)
今日の2時46分に全国各地で黙祷が捧げられます。機会がありましたら黙祷してください。また、PTAでも義援金の募金活動がありました。おうちの方にお礼を言っておいてください。
2つめ、「立つ鳥跡を濁さず」という話をします。
「立つ鳥跡を濁さず」とは、立ち去る者は、きれいに後始末すべきであるということ。また、退きぎわが潔く、きれいなことのたとえです。4月にスタートしたクラスもいよいよあとわずかでお別れです。やり残したことはありませんか。今からでも遅くはありません。悔いがないようにして、気持ちよく学年を終了し、今のクラスが最高だと思えるようにしてほしいと思います。
「立つ鳥跡を濁さず」で、気持ちのよい別れを迎えてください。