3月10日(水)、社会科の授業の一環として、6年2組で「貿易ゲーム」を行いました。この「貿易ゲーム」とは、児童がいくつかのグループに分かれ、ハサミや鉛筆などの道具と紙を使って「製品(長方形などの図形)」を作って売ることで収入を得るゲームです。
このゲームの主な目的は、貿易の仕組みや経済格差について学ぶことです。しかし、この目的を伝えずに「ゲーム」として始めました。グループごとに、最初に与えられる道具や材料が異なっていて、ハサミが2つあるグループもあれば、紙がたくさんあるグループなどがあります。そのため、子どもたちは、他のグループと交渉しながら必要な道具や材料をそろえたり、製品を作って売ったりすることに夢中になっていきました。
授業の最後には、ハサミや紙などが何を意味するのかを考えさせました。ちなみに、ハサミなどの道具が「技術」を、紙が「資源」を、グループが「国」を表しています。「貿易ゲーム」を行ったことで、子どもたちが、楽しみながら世界の仕組みについて学ぶ良い機会とすることができました。